烏口突起

烏口突起をもみほぐしてみましょう。

烏口突起をもみほぐすだけで、首の可動域が改善されたり、腰の痛みが消失したりするものです。

ここです。

鎖骨の下のコリコリとしたところです。

この烏口突起をもみほぐすと、猫背の改善にも一役買ってくれます。

この烏口突起がコルと、前方に、また水平内転方向に肩甲骨がそのポジションを移動させると思われます。

この烏口突起は体の前面に位置しているのですが、実は「肩甲骨」なわけです。

背中の肩甲骨が体の前面に「出っ張って」いる、突起がこの烏口突起なわけです。

烏口突起に付着する筋肉

烏口突起に付着する筋肉をみてみましょう。

この図が驚くほどわかりやすい!

「ボディ・ナビゲーション(医道の日本社刊)」からの写真です。

右の烏口突起の図なのですが、一瞬、何の図なのかわからなかったのですが、よ~くみると、大変よくできています。

aが小胸筋です。

bが烏口腕筋です。

この解説がすこぶる上手です。

時計の文字盤に見立てて、a小胸筋を「4時」の位置、

b烏口腕筋を「7時」の位置、

と説明しています。

ちなみにcは10時の位置で「烏口肩峰靭帯」、dが11時と12時の位置で「烏口鎖骨靭帯」と説明しています。

小胸筋と烏口腕筋をもみほぐす

この烏口突起に触れて、コリコリとコリに触れた場合には、そのポジションから、

そのまま4時の方向にもみほぐしていきます。

そうすると、小胸筋を大胸筋の上からですが、もみほぐすことができます。

また、このコリから7時の方向にたどっていくと、烏口腕筋、また隣り合わせで上腕二頭筋の短頭に触れることができます。

この烏口腕筋と上腕二頭筋の短頭の筋腹をもみほぐしますと、烏口突起のコリコリがやわらかくなります。

また同じように小胸筋を烏口突起から4時の方向に下へもみほぐしていっても、烏口突起のコリはやわらかくなります。

ですから、烏口突起のコリを触れた場合には、ここに付着する筋肉群にコリがあると判断して、その筋肉群にアプローチすることも欠かせません。

この烏口突起がほぐれることで、体幹の前傾、首の前傾も改善され、それに伴い、肩、首さらには腰の動きも改善されると、考えることができそうです。

触診の際には、欠かせないポジションといえましょう。